あっしには関わりのねえことでござんす。と言いながら全事件にかかわってしまう木枯し紋次郎という渡世人を描いた小説がドラマ化されて大ヒットした。この曲がそのテーマ曲である。どうしようもない人生を描いた時代劇にまったりと重なったどうしようもない歌詞なのだが、本当に救いようがないと歌にならないから最後に誰か待っているということにしたのだろうか。実際は誰も待っていなかったりするのが現実なのだ。
作曲は小室等さん。曲を聴けばフォークの時代のギターのフレーズがぷんぷんするイントロから始まり歌と重なってどんどん盛り上がるという、意外と元気が出るのかもしれない作品ではあるが、元気が欲しいのならもう一つの大ヒット曲「出発の歌」を聴いた方がいいかもしれない。どこかのロケットは太平洋に全部落ちてしまったという噂だが、出発の歌を聴いていれば銀河の外まで飛べたかもしれない。
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です。