(主人公 の歌詞)
さだまさしさんといえば、何でしょうか、さらまわしとか、さるまわしとか、何かのアルバムに入っていたカードか、あるいは本だったか忘れたけど、確か落研出身ということで、トークが結構面白いという印象というか先入観がある。ところが歌詞が実際は何というか、インパクトが強烈なのだ。ヒット曲に「あまやどり」というのがあるが、ああいう詩は繊細でなければ意外と書けないのである。
「主人公」は確か私花集というアルバムに入っている曲。そろそろ入学式の大学もあると思うが、舞台は大学生活の追憶という形式になっている。この曲を聴くと大学に行ってみたくなる人も居るのではないか。そうでもない? 「パンプキンパイとシナモンティー」という曲もあるが、さださんの歌には大学が出てくるのがいくつかあって、そういうリアルのような歌を自分の経験に被せて聴けるというのがいいのかなと思う。
サラリと聴いてしまうと、自分が主人公なんて当たり前じゃないかと思ってしまうほどサラッとしているのだが、実際は名脇役なんて人生もある訳から、それも主人公という見方はなかなか奥が深いものがあるのである。
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です。