風って言ったら普通は「22才の別れ」なんでしょうね、間違いなく。まぎれもない大ヒット曲で、今なら22才で別れなければならないというシチュエーションが殆ど少なくなったとしても、独り立ちできずに22才どころか25才になっても30才になってもいつまでもママとパパのお世話になって家から出てこない人が多かったとしても、やはり17本目から一緒に火を付ける相手と大学の4年間を一緒に暮らすというのは今でも一つの憧れだという人はいるだろう。
でもそういう時代には勿体無いような気がするというより、自分的には22才の別れというのは、やはり「かぐや姫」の曲なんだ。もちろん正やんの作詞作曲、「アビーロードの街」から「なごり雪」に続く一連のモチーフとして希少な青春時代を語り尽くすには避けられない曲に間違いないのだが、いや、やっぱり勿体無いというか、
そこでという訳ではないのだが「あいつ」である。いきなり死んでるし。「星空」のようにいきなり突き落とすのではなく、どこかに逝ってしまった、みたいな。ドラムなしのギターメインのメロディがエレピと絡んで、大きな音をたてたら崩れてしまうような、そのようなぎりぎりの輝いた世界を見せてくれる。これも名曲。
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です。