作詞がジョー山中さんになっているのだが、もちろんこれは西條八十氏の詩である「ぼくの帽子」を英訳したものである。詩に出てくる「碓氷から霧積へゆくみち」は、人間の証明という作品の中でも象徴的な意味を持つ筈なのだが、映画の中で松田優作氏が崖の上で佇むシーンなどはワイルドな松田氏の演技だけに特に印象的だ。
オリジナルの詩は、今になって読むと「せう」という表現が物凄い存在感があって面白いのだが、流石に英語にしてしまったらそういうレトロなパワーは一瞬で消滅してしまうのである。
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です。