多分太田裕美さんの歌から一つ選べといわれたら「木綿のハンカチーフ」という大ヒット曲ではないか、と思いつつフェイントじゃないけどこれである。歌詞の構成は、木綿のハンカチーフと同じ、男性、女性が入れ替わり出てくるというもので、木綿のハンカチーフは男性が都会に出てくる歌だが、こちらの赤いハイヒールは女性が東京に出てくるというシナリオになっている。最後は「誰か助けて」だから、もしかすると元いたところに帰れるかもしれない。
作詞は松本隆氏。先日紹介した山田パンダさんに「糸と針」という曲があるのだが、これが確か松本氏の作詞で、男、女、入れ替わりの構成になっている。ただ、「糸と針」の場合は女が成功して男が消えてしまう悲劇になっていて、ちゃんとオチになっているのだが、この曲は最後、オチになる前に終わってしまうので、その分、聴く側で好き勝手に想像できてしまうのが救いになっている。
本当はもう一つ、「ピッツァハウス22時」という珠玉曲があって、これも男、女、順に入れ替わる構成になっている。内容も歌も、先に紹介した曲、って赤いハイヒールも木綿のハンカチーフも大ヒット曲なんだけど、それでもそれに比べたらこちらの方が断然いい。例によって歌詞が出ていないものは仕方ない。そういえばこの曲のギターは確か全部弾けたはずなんだが。
もういちど…
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です。