Phinloda のいつか聴いた曲

かぐや姫 - 僕の胸でおやすみ

風の曲を選ぶときに、22歳の別れという曲は私のイメージの中ではかぐや姫の曲なので選ばなかったということを書いた。その肝心のかぐや姫の曲を選んでなかったのである。では22歳の別れかというと、フェイントということで。

かぐや姫の歌は多分殆ど知っているし殆ど歌えると思うのだが、多分それほどファンでない人なら神田川という曲を覚えているだろう。大ヒット曲で、当時の文化的な背景にマッチしたというよりも文化的背景を作ったといっていい位の曲である。逆にいえば、今の文化を背景にしてこの曲を聴いても何のことか分からないはずだ。世の中かなり変わった。

神田川もとても好きな曲だが、選ばなかった理由は、喜多条忠さんの作詞だからだ。喜多条さんは第四のかぐや姫メンバーと言ってもいい程かぐや姫のイメージを作り上げた人物に違いないのだが、やはりシンガーソングライターであるかぐや姫の曲からは、南こうせつ氏、伊勢正三氏、山田パンダ氏、この3人が作詞した曲から選びたい。

ということで選んだのが、僕の胸でおやすみ。神田川の前にシングルリリースされている曲で、パンダさんがソロアルバムでセルフカバーしている。かぐや姫ではこうせつ氏が歌っているのだが、パンダさんには悪いのだがこうせつ氏の歌の方が哀愁とか微妙な不安定感があっていい。パンダさんの歌い方だと、どこか隠れてみているとか、そんな感じがしてしまう。

この曲も「********」という箇所、今の時代だと意味が違ってしまうような気がする。多分そういう意味ではないのだ。多分当時って、何もなかったけど今よりはずっといい時代だったのである。今は何でもあるのに、その船がない。

ギターは装飾音がたくさん入ったアルペジオ。完全にコピーしようとすると結構ややこしい。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/20120009.html です。

2009-08-03 04:20:58 JST

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