昨日に続いて Yes の曲。少し意外な選曲かもしれないが、Talk というアルバムからWallという曲を紹介したい。ズドーンという感じの重低音のイントロから始まるこの曲は前半の淡々としたつぶやきから一転した後のコーラスが素晴らしい。というのはいまいち Yes っぽくないかもしれないのだが、何か疲れたときに聴きたくなる曲である。
******** なんて叫びは、どちらかというと中高生あたりで誰でも感じそうな陳腐なテーマだが、実はそういうピュアなところがいいのだ。本当に何度聴いても何て当たり前のことを言ってるんだという感じなのだが、実際、そういう当たり前のことほど難しかったりするのが人生なのだ。
ギターのリフこそ凄くYesっぽいが、ソロも最後までなし、リズムも普通、何か普通でない Yes が普通のことをしたら逆に普通じゃない感じがするというのが禅の話のようで面白いではないか。
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です。