クイーンの曲の中で最も規模の大きいものの一つ、テーマがテーマだけに賛否両論で議論にもなったBohemian Rhapsodyである。とにかく、******** ということでいきなり殺してしまうというのが。
加害者からママへのメッセージという微妙なメッセージではあるが、当時の批判としてはテーマがありふれているとか古いとか、そっち系の意見が多かったような気がする。過激というのは違いないのだが、じゃあどうなんだ、というのが伝わりにくいというか、クイーン的に完成しすぎたあたりがかえってインパクトを殺してしまったのかもしれない。
曲としてはオペラを思わせるような畳み掛けるような歌が押してくる。Pink Floyd の The Trial という曲が似たようなシチュエーションなのだが、Pink Floyd のぐちゃぐちゃ感とか不安感に比較してみれば、いかにもゆったりとした、安心して聴けてしまうところが、Queen の自信たっぷりさを物語っているような気がする。
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です。