久しぶりにフォークに戻って、風の曲から君の歩いた青春。太田裕美さんがカバーしている。
これはそういう青春時代を経験していたら、かなり自分に当てはめてしまいそうですね。誰だってそう上手くいかないものだし、一人の女の子を皆が狙うなんてこともよくありそうだ。マドンナとか、あなたの学校にはいますか? シチュエーションとしては、フォークの定番、同棲して別れるといった感じ。暮らしてみると合わないとか、友達のままならよかったとか、どれもありふれているだけにリアルで実体験とオーバーラップさせてしまうのだろう。
僕と違うなんてとサラッと言っているあたりが、卑屈なセリフでちょっと嫌味っぽいのだけど、後に残るのだろう。太田裕美さんの歌だと、こういった所が可愛い過ぎて何か違和感があるけど、可愛い感じだからそれはそれでいいかもしれない。
曲はエレキギターのリードが最初から最後まで入る、いわゆるフォークロックの構成。正やんは、かぐや姫の時代にリードギターのパートを受け持つことが多かったので、そういう所も思い出させるのだが、確かこの頃は正やんがギターでどんなことができるか凝っていたはずだから、そういう意図も入っているような気がする。
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です。