今日紹介するのは Pink Floyd の曲の中ではかなりヒットした、Another brick in the wall (part 2)。part 2 となっているのは、part 1 と 3 かあるからだが、メロディーは同じでアレンジかそれぞれ変わっている。
歌詞はおもいっきり抵抗系、今更反体制的かよ、みたいな感じで当時は批判の対象になったりした。 don't ~ no ~ というのは二重否定の形式で、これは否定の否定ではなく、否定を強調した意味になって、俺達には教育なんてものはこれっぽっちも絶対にいらない、ということになる。日本語でも、例えばお座敷小唄という有名な歌の1番に「雪に変わりはないじゃなし」という表現が出てくる。「ないじゃない」という表現は、否定の否定ではなく、「ない」を強調した意味に過ぎない。
曲の方はベースのズドーンといった感じにあわせたクリアなギターの音色、無機質に淡々と刻んでいくリズム、プログレッシブというにはあまりにクラシカルでポップな編曲なのだが、これが歌詞の2番の子供のコーラスに不思議と合うから分からないものだ。
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です。