夏が終わってしまったこのタイミングで出すかという声が聞こえてきそうだが、さだまさしさんの帰去来というアルバムから、線香花火。いつも季節はずれですみません。
短い中にストーリーを詰め込んで、いろいろ想像してみてちゃんと決まっているという、いかにもさだまさし氏らしい構成で、「ジュッ」で終わってしまうところが面白い。星座を教えようとするのは「君の知らない物語」にも出てくるのだが、カシオペアと白鳥座という脈絡のないところが象徴的で分かりやすいのである。さそり座とか出てきたら怖いし。しかし、そんなに流れ星がバンバン落ちてくるなんてのは、最近どうも見かけない。流星群の日は曇っていたりするのだ。
曲はスリーフィンガーで軽快に。元祖フォークという感じで最初から最後まで。星のイメージを感じさせるエレピのメロディとストリングが盛り上げてくれるが、歌が簡単なようで難しいかもしれない。
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です。