さだまさしさんの桃花源。桃源郷は日本でも周知の伝説なのだが、俗世間を離れた一種の理想郷として例に出される。
この歌に出てくる「あなた」はどこにいるのか姿が見えない。どちらが理想郷なのだろうか。「あなた」を待つ日々が理想郷というのは変な話だが、のどかな光景の描写はそこが理想郷であるような印象を植え付ける。桃源郷は仙人が住むと言われることもあるが、日々の平穏な暮らしのリピートが本当に理想なのかを考えてみると、この歌はかなり奥が深いような気もする。
まあでも考えすぎだろうか。
この曲は珍しいことに、さだ氏の作曲ではない。作曲者は劉家昌氏となっているが、台湾の人らしい。曲は3拍子のゆったりとしたリズムで、サビもなく、返事に書いたハガキを読んでいるような感じで。
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です。