Phinloda のいつか聴いた曲

井上陽水 - あこがれ

さて、久しぶりにイルカさんから離れて、今日は井上陽水さんの古い曲から、あこがれ

この物凄いステレオタイプは何なんだろうという歌詞。ついサラっと聴いてしまうのだけど、何かおかしい。もっとも、昨今は「********」というような男、いや、漢なのか、そういうのは絶滅しているような気もするのだが、それを言えば清く優しく生きる女というのも随分怪しい。いつの間にかそういう時代じゃなくなっている?

曲の方はギターに乗せて歌うのだが、このギターは結構凄い。フォークでもなくロックでもなく、何だかよく分からんけどギュンギュンしていて。もっと凄いのは歌。前述のように、この歌詞は何かおかしい。あこがれという題名になっているし、歌詞にも「あこがれてしまう」と書いてある。しかし、陽水氏の歌い方は、どう考えてもあこがれているように歌っていない。むしろ絶望に近い。「し~ま~う~」の所に強烈にかかったエコーは奈落の底に落ちて行くような感じさえする。この曲は曲者なのである。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/27006528.html です。

2011-01-12 02:56:56 JST

← しあわせ | ↑トップページ | つめたい部屋の世界地図 →