プログレッシブの中では特に繊細なメロディを持っている Camel からWing And A Prayer。
歌詞は深い。よく考えるまでもなく重い話で、一言でいえば禅の世界です。雨ふらば降れ、風吹かば吹け(一休宗純)。但しタイトルにもあるけど prayer という言葉が出てくるのがキリスト教世界で、全てあるがままにと言いたいのについ祈ってしまうのが人間の性というものなのだろうか。
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海に連れて行ってくれるという発想も洋楽っぽい。もちろん the sea はいろんなモノを生み出す創造的な象徴でもあり、最後は最初にいたところに戻るというのは輪廻転生のような考え方すら妄執してしまう。
曲はこれだけ深いところを歌っているのにチャラい。Camel の場合はチャラいというよりも澄んでいるといえばいいだろうか。この曲の入っているアルバム Breathless の最初の曲、Breathless にもみられるようなアコギのアルペジオがリフとして全体を引き立たせている。どこまでも Camel っぽい感じのドラムも、やはりどことなく軽くて、特にスネアが軽い。とどめがサビのところのエレピとか。ところが、こんなものかと思って聴いていたら間奏でどこかに連れ去られてしまうから侮れない。
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です。