さて邦楽に戻って、吉田拓郎さんの曲から知識。こういう内容の歌はよく公園で歌ったりしたね、一人で、あるいは仲間と。誰かに聴かせるわけでもなく、そのつもりもなく。
年功序列という言葉は、この歌で初めて知ったような記憶がある。教科書には出てこなかったよな。当時もう年功序列が古いという時代だったんだ、と今更ながら思うのだが、ていうか今だってあるな、年功序列という制度は。結局そういうものは変らないってことか。
髪の毛を切るのは勝手だというのが今の人には分からないだろう。当時の男性の長髪というのはレジスタンスで、それを切るというのは社会体制への敗北みたいな感じがした訳。今でいうなら負け組というイメージに近いか。だからダメなんだけど、やりたきゃ勝手にしろという半ば見捨てた歌詞なんだと思う。
曲はもちろん、たくろう節なのだが、他に比べると綺麗にまとまりすぎている感じもする。ちゃんとサビもサビっぽいし。「語りつくしてみるがいいさ」のところのメロディが本当に吉田拓郎風なので久々に聴いてもすっかり安心する。今となっては懐メロにもなりゃしないけど、公園じゃなくてインターネットで歌ってみてもいいかと思うような曲なのだ。
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です。