Phinloda のいつか聴いた曲

チューリップ - サボテンの花

珍しく今の季節にベストマッチかもしれないと思うのだが、今日紹介するのは チューリップの曲でサボテンの花

何があったのか知らないけど洗濯の途中で出て行って帰ってこないという事件を思わせるようなシチュエーション。結局「僕」も出て行くことになるという、言ってしまえばそれだけの内容なのだが、そこに出てくるのがサボテンの花である。私が下手なのか知らないけど、サボテンというのは簡単なようで育てるのが意外と難しい。花が咲くというのはよく世話をしている証拠だろう。それも置いて出て行った「君」は一体どこに行ったか。ところでこういう状況で一番ありそうなのが、男が二股かけていたとか、そういう話なんだけど、そこまで考えてしまったら雰囲気をぶち壊してしまうか。

曲はアコギとエレキのアルペジオと単調なベースに乗せて淡々と進む。途中で入ってくる電子的な音のシンセは春を思わせるのか何か分からないが、この曲をすごく印象付けている。間奏のスローなピアノの極限まで技巧もないメロディにはびっくりする。歌詞の最後は少しポジティブなのだが、ラララの暗さが何となく痛いなとか思っているうちに fade out して終わってしまうのである。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/27409266.html です。

2011-03-10 08:43:38 JST

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