今日も懐メロということで、相良直美さんの世界は二人のために。一巡目で紹介していてもよさそうな曲だが、まだ紹介していなかった。1967年のヒット曲。
作詞は山上路夫氏。対比を多用したサラっとした内容。二番に出てくる空、道、海、丘というセレクトが面白い。特に「丘」というのはなかなか出てこない感覚ではないだろうか。それも登るというのだからあくまで前向き。あまり深く考えずに、そのまま感じ取ればいい。
作曲は、いずみたく氏。ドラムパートがあってオケが絡んでくるという典型的な歌謡曲アレンジ。スローなリズムで。エフェクトもないリードのエレキが雰囲気を盛り上げている。「********」という文節でちゃんとメロディが区切られていて、特に最初の間が言葉を強調していてインパクトがある。
昔の歌は歌詞にきっちりメロディを割り振るのが当然なのだが、最近紹介した曲だと Rollin' Days のような歌は、言葉の乗せ方は無茶苦茶で、かえってそれがいい味を出している。例えば「本能」という言葉には普通は4文字分のメロディを割り当てるのだが、Rollin' Days では3拍(1.5拍?)で歌っているので、最初に聴いたとき「ほんの」と聴こえてしまって、それが Rollin' という感じになっていたりするのだ。
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です。