昨日はエンドレスを紹介した後に症状が悪化して一日寝ていた感じ。あのタイミングで書いてなかったら毎日紹介の記録が終了していたところだ。というわけで、今日紹介する曲は、これも予告してあった、岸洋子さんの希望。フォーセインツでなくなぜ岸洋子、というご質問があったのだが、最近読んだ「希望のつくり方」という本の中でこの歌が「岸洋子さんの」ということで紹介されていたから。といっても、内容には全く触れていない。岸洋子さんは1992年に亡くなっているそうだ。
作詞は藤田敏雄氏。歌詞は名作である。希望というのは挫折を味わった人の方が持てるというが、あてもなく続ける旅に希望があるというのがいい。「希望のつくり方」という本によれば、会社を辞める人の理由に二つあって、一つは「先が見えなくなったから」で、もう一つが「先が見えたから」だという。つまり、希望というのはターゲットが不明確でなければならないのだ。そこに着いてしまった時点で希望は終わってしまう。旅の途中というのが希望の条件になるわけだ。
作曲は、いずみたく氏。静かにサビに向けて盛り上がっていくところが何とも上手い。ロックのリズムに乗せ、オケをバックにした典型的な歌謡曲アレンジ。ときどき入るエレキのリードが昭和の歌謡曲を髣髴とさせる。1970年のヒット曲。
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です。