マクロスというのは戦闘アニメなのだが、初代のストーリーが歌で相手を撃破するという奇天烈な発想なので十分デカルチャーなのだが、挿入歌も戦争をテーマにしたものがあって、今日紹介する愛は流れるも、その一つ。
子供がよく「人間はなぜ戦争するのか?」という質問をすることがあるが、そういう時は「平和な世界にするためだよ」と言ってやれば混乱してパニックになるのでおすすめ。昔は侵略戦争が多かったが、現代の今やっている戦争は全部そうだったはずである。平和な世界にするために戦わなければならないというアンチテーゼが「********」返ってくるという歌詞に象徴されている。「終えて」ではなく「やめて」帰ってくるというのは、平和な世界を放棄したというのと同義だ。侵略するという前提で動く集団がいる限り、戦争は回避できないはずだが、その集団がプロトカルチャーの思想で混乱するというプロットが面白い。
曲は静かにオケから入るポップアレンジ。サビからロックのリズムでドラムが入ってくる裏で聞こえるか聞えないかという音量で頑張っているギターのアルペジオが象徴的だ。
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です。