Phinloda のいつか聴いた曲

上條恒彦 - だれかが風の中で

2曲目の風ソングは、上條恒彦さんのだれかが風の中で。いわずと知れた木枯し紋次郎の主題歌。この曲は2009年4月6日に紹介している。一応、今年度のこのブログは、二度目の紹介になる場合は内容が重複しないように気をつけているのだが、前回の紹介で本質的なことを出し尽くしてしまったらやり辛い。

どこかで誰かがというのは、とんでもなく不確実だ。孤独と悲壮な人生を表現するフレーズが畳み掛けるように出てくるのだが、個人的には「********」というところが特に印象に残っている。この歌の中では、風というのは運命とか社会とか、あるいは神の意思のような、人間にはどうしようもない力を象徴しているような気がする。しかし、人間はその中で生きるしかないのだ。

曲の最初の唐突なファンファーレは一体何を意味するのだろうか。

小説の原作は笹沢左保氏。時代小説が好きなら既に読んでいるかもしれないが、読めばハマる系。ただ、鬼平のような人情系の世界に比べるとより無情な世界なので、そこは覚悟しなければならない。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/29537607.html です。

2012-04-21 21:20:28 JST

← そんな時 | ↑トップページ | 風 →