Phinloda のいつか聴いた曲

さだまさし - 夕凪

今日の海ソングは、さだまさしさんの夕凪。「なぎ」って漢字、書けないな…。意味的には分かりやすい漢字なんだけど。この歌はまだ紹介していなかったっけ? アルバム「帰去来」のA面最後の曲。曲の配置もレコードの時代とCDの時代で意味が違ってくる。A面最後というのはそれなりの締めくくりの意味があるのだ。

消えてゆく足跡が悲しいというのがこの歌の要だろう。波が足跡を消してしまうというのは、いろんなシーンに出てくるモチーフだが、一番印象に残っているのはブラッドベリのSF、「みずうみ」だろうか。原作(英文)も読んだし邦訳も読んだし萩尾望都さんのマンガも読んだ。ちゃんと足跡が原作通りだったような記憶がある。海の持つ浄化作用がそれなりの印象を与えてくれるのだ。

全体にピアノ伴奏で静かな歌。スローなギターソロが海の上を飛んでいる鳥のように自由奔放な感じでゆるゆると存在をアピールしている。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/29832527.html です。

2012-07-09 21:19:54 JST

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