今日の海ソングは、風の防波堤。この歌は2010年8月17日に紹介した。「風」の歌には海が出てくるものが結構あって、以前紹介した「海風」なんかもそうだが、伊勢正三氏が海に何か惹かれるものがあるのだろうか。そんな中で、この曲は大久保一久氏の作詞・作曲。実は海好きコンビ?
海辺の風景。海を何かの印象付けに使おうとか、そんな気配が微塵も無い、単にそこに海があったというだけのもの。意図が見えないところにリアルがある。海辺の潮の香りというのも、旅人という設定だからこそ生きてくるが、しかしどうってことない。ボストンバックを持ってバスに乗るというシーンから、もう戻ってこないというイメージを強化しているのだが、それを見ているのが旅人というのもまた趣がある。
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です。