秋ソングということで真っ先に思いついたのは実はこの曲、オフコースの秋の気配だった。秋になると思い出すというわけではないが、横浜に行くとやはり思い出すのである。この歌は2009年4月20日に紹介している。
歌詞をもう一度よく見てみたが、どこにも「秋」という言葉が出てこない。ちょっとびっくりだ。別れや転機というイメージが秋にはあるということが顕著に現れていると解釈すべきか、それとも実際に秋にそういうことがあったとドライに理解すればいいのか。この歌と比較してみると面白いのが、前回紹介したときにも話題にした「さよなら」だ。「さよなら」は同じ別れの歌なのに季節を直接感じさせる表現がたくさん出てきて、それだけ別の意味でリアルなのだが、逆に「秋の気配」の歌詞が曖昧だからこそ、多くの人に強く共感できる印象を与えているのかもしれない。やはりこれは秋の歌なのだ。
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です。