テレビで吉田拓郎さんを見た。70歳なのか。そろそろ人生を語って欲しいと思うのだが、本人の選ぶベスト1の歌が「人生を語らず」ということらしい。一生語らないつもりなのだろう。ぶれない姿勢っていいよね、ということで歌は今日までそして明日から。この歌は2012年2月10日に紹介している。
わからないまま生きているというのは、全部分かろうとするのは無理だから当たり前のことなのだけど、どうしても分かろうとして、誤解しているのに分かったと思い込んでみたり、とにかく人間というのはややこしい。コンピュータならハッキリしているかというと、コンピュータ自身は分かっているのかという所まで考えてみると、さらにややこしい。これも流儀がありそうだけど、コンピュータは全部理解しているという解釈と、何も分かっていないとする解釈がある。哲学みたいな大それた話ではなくて、コンピュータの動作を「分かる」と定義するかしないか、それだけの話だ。そうともいえるし、そうでないともいえる、みたいな不毛な話。人生も結局同じ。分からないというのは、分からないというのを分かっているということ。
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です。