(『春なんだなあ』の歌詞)
いやもう初夏も近いんですけど、教科書を売り出したというのだから4月最初に紹介しておけばよかった。この歌は小椋佳氏の曲としては代表曲の一つなのだが、作詞は藤村渉さんということになっている。あまり見覚えのない名前なのだが、掘り起こすと大変なことになりそうなのでやめておく。
小椋佳氏の作詞で代表曲といえば布施明さんが歌って大ヒットになった「シクラメンのかほり」だろう。この歌は「かほり」という表現があるのかという議論でも一世を風靡したのだが、小椋佳さんも歌っているのがアルバムに収録されていて、布施明さんのメロディと微妙に違っているので聞き比べてみるといい。
「春なんだなあ」の面白いのは、学生が主題になっているこの季節の詩なのに老人が出てくるという所で、学生と老人という対比が、その間のごたごたしたモノを全部すっ飛ばしているのはどういう意図なのかと想像したくなるところ。
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です。