歌詞としてはどう見ても automatic というよりは乙女ちっく。いろいろ比較する人もいるし、親と比較する人もいるけれど、この歌が宇多田ヒカルさん自身のオリジナルだという所はとても重要だ。つまり、歌手じゃなくてアーティストなのである。確かイルカさんの曲にも十代で作ったのがあって、そういった時の曲が後になって作った曲よりも何か凄い感があるのだが、もしかするとティーンエイジという非常に不安定な短い期間が、そのような凄いものを作る唯一のチャンスなのかもしれない。
もちろん作曲家というのは、ずっと長い間素晴らしいものを作り続ける運命にあるのだが、何かが降りてくるという感覚は、そう何度もない筈なのである。
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です。