かぐや姫の曲に戻って、今はちがう季節。歌詞は別れた後に振り返っているという設定になっている。同じことを描いたのであれば、これが一番後ということになるのだが、別にリアルを詩にしたというわけでもないだろうから、むしろ何人付き合ったっだよという感覚の方が正しいか。
かぐや姫には「おまえのサンダル」という曲があって、モチーフはすごく似ているのだが、かぐや姫の歌というのは、特に別れるというテーマを歌ったものが光っていると思う。ザクっと切ってしまえば出会いと別れとその間しかないのだが、衝撃という観点では別れというのは歌にしたときに説得力があるのか、あるいは経験がそうさせるのか。
もちろん別れたというテーマの歌は、振られたという前提になるから、自分としては好きな状態を維持しておきたいということが当然うまくセリフとして決まる。別れた相手を忘れたいという歌はたくさんあるのだから、実際はそういう訳にもいかないのかもしれないが、想っているだけなら自由だ。もちろん、振った側からの歌詞というのは相当ギスギスしそうだから、22才の別れに出てくるような何かの事情がない限り有り得ないのだが。
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です。