最近は多少雨が降っても無視してずんずん歩くことが多いような気がする、というか、雨宿りできるような軒先が少なくなったのかもしれない。さだまさしさんのヒット曲で雨やどり。フォークの人達はかなりシリアスなテーマを歌にすると同時に、このようなコミカルなテーマも好むようだが、さだまさしさんの歌詞は、その中に出てくる人情味のようなものが、一味違うような気がする。
この歌詞のどこが印象に残っているかというと、やはり靴下の穴を見られてしまうところか。日常生活にありがちな光景を歌詞に織り交ぜるというのは、簡単に出来そうで意外と難しいものだ。リアルになりすぎると、かえってウソっぽくなってしまうのだ。もちろん、他人の体験なんてのは、どれだけリアルでも他人にとってはバーチャルな世界と変わりないのだが、さださんの歌はそんな中にも共有できる感覚が比較的たっぷり入っているような気がするのだ。
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です。