今月も時間がないので、ササッと書けそうなところで、吉田拓郎さんの曲から何曲かセレクトしてみたい。ササッと書けるというのはかなり聴きこんでいるからだが、今でもふと口ずさむことがあるのがこの僕の唄はサヨナラだけ。歌詞がいい。でもちゃんと全部覚えているかといわれたら、ごめんなさい、全部は覚えてないです。多分。
言葉がないと信用できないというのは妙にリアルな話だが。化物語であれだけ全部勝手に決めてしまうひたぎさんでさえ「一応、言葉にしておいてくれるかしら」と言う位だから、女性は特にそういうものなのか。ひたぎさんはそれでも別れるつもりはないという。言葉にしたからそうなのか、関係ないのかよく分からない。
話を戻してこの歌。メロディはさながら典型的なたくろう節。そう言ってしまったら身もフタもないが。もちろん至る所が素晴らしい。特に「もうやめよう」のメロディは簡単なのになかなかひねり出せないような感じがする。この曲のアレンジは、かなり凝った作りになっている。シングル版を聴いてみると自然なメロディが不自然なリズムの上に乗った感じがするのだが、ギター弾き語りの歌を聴くと、普通のリズムのギターの上に不自然にメロディが乗ったような感じがするからよく分からない。いずれにしても、ものすごい不安定感があって、そこがサヨナラというテーマにうまいことハマっている。
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です。