Phinloda のいつか聴いた曲

Camel - Lies

今日からしばらくの間は、プログレッシブ・ロックから Camel の曲を選んでみようと思う。自分としては Camel といえば The Snow Goose を紹介したいのだが歌詞がないからできないという話を Breathless のときにも書いたが、その時には Hymn to Her を紹介している。それ以外か。ということで、Nude というアルバムからLiesを紹介する。

当時(でもなかったような気がするが)、戦争でずっとジャングルで逃亡生活していた日本人が帰還することがあって、Nude というのがそういうネタのはずだが、この曲は簡単にいえば「マジでつか」というだけの内容で、まあ、あまりどうってことはないのだが、そうではなくこの曲は本当に曲の方を聴いて欲しいと思うのだ。もちろん歌詞というのは言葉だからそれなりにストレートに頭から頭へデータを転送してくれるのだが、音楽、メロディというものを使ってどれだけ感情を伝達できるか、というようなチャレンジ精神がプログレッシブの世界にはあったような気がする。

もちろん、そういったストーリーとは裏腹にさらに抽象化されたメッセージを読み取る必要もあるのだが、その前に、この曲の主人公が嬉々とすべきなのに悶々としている様子が途中のソロから感じ取れるだろうか。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/24987577.html です。

2010-06-05 20:02:32 JST

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