歌詞が暗い曲ということで思い浮かんだのをもう一つ。I Am a Rock。サイモンとガーファンクルの曲の中では最も初期のもの。軽快でクリアなメロディーと美しいハーモニーに乗せた歌の内容は、とっても暗い。
前回紹介した A Most Peculiar Man も、かなり引きこもっているようだが、I Am a Rock に出てくる人物もダメな感じで、知恵袋なんかだと「友達はどうしたらできますか」というどうしようもない質問を出してくる人がいるけど、この歌は友達なんかいらないしね～ということで、友達すら拒絶というモードに進行している。化物語という小説にも「人付き合いそのものを鬱陶しいと思っていることが多い」という言い回しが出てくるが、そういう感じ。
いかにも 1960 年代というエレキやドラムのバッキングが楽しい。楽しくちゃいけないかもしれないけど、うっかり気楽に聴いてしまう曲。
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です。