今日のセレクトはビートルズのアルバム「ラバーソウル」から、Norwegian Wood。邦題は「ノルウェーの森」。村上春樹氏の小説は「ノルウェイの森」である。日本語はこういう所が曖昧で「ノルウエー」なのか「ノルウェー」なのかでも一悶着ありそうだが、まあどうでもいい。タイトルでよく問題になるのは「森」というのが適切かどうかという話で、Wikipedia でもそのあたりに触れている。
歌詞は一時の恋といったところで、どうということのない軽い話なのだが、最後の一文の、 ******** というのが強烈で、こういった所がビートルズの個性を象徴している。******** というのは、その部屋で椅子に座る必要がないということで何かを暗示している訳だが、聞いている人に余計なことを妄想させるというのは定番とはいえ、流石にレノン・マッカートニーのコンビはそこが上手い。
曲はシタールを使った幻想的なアコースティックサウンド。殆どドラムなし(バスドラだけ?)の、淡々としたアコースティックギターのストロークのバックグラウンドに、たまに入ってくるベースランニングがあるだけ、といった感じの静かなひそひそ話のような、ここだけの話といったメロディ。
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です。