空を飛びたいというのは人間の昔からの夢だというのだが、個人的にはそれほど飛びたいとは思わないなぁ、というのは、飛べば落ちるものだし。安定志向ということでもないけど、飛ぶときにはそういう覚悟もいるんじゃないか。今日の曲は Pink Floyd のLearning To Fly。A Momentary Lapse of Reason というアルバムに入っている曲。PV は崖から飛び立つシーンが入っているが、ああいう風に飛べるのならいいかも。
紹介する歌詞サイトには、曲の中に出てくるパイロットの通信まで拾ってくれているのでありがたい。******** という位だから、よほど空を飛びたかったのだと思うが、もちろんこの歌はそれだけではなく抽象的な意味での飛翔や離脱といったことへの憧れがテーマになっている訳で、そうなると飛んだ後のことも気になってくる。一体どこに行くつもりなのだろうかと。
曲は Learnig To Fly といういかにも軽そうなイメージとは全然違って、ヘビーなリズムパートに支えられた重々しいアレンジ。ロックのリズムの3、7拍目に重ねて5拍目のグシャっというのが重量感を増している。バックのコーラスは Dark Side of Moon の Brain Damage を思い出させる。リードギターは綺麗にまとまった感じでサラっと聴いてしまいがちなのが、この曲で唯一軽いと思える所。
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https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/27508303.html
です。