今日もピンクフロイドの曲ですが、別のアルバム。The Dark Side of the Moon から、Brain Damage。1973年にリリースされた。既に何曲も紹介しているし、超名盤なのであえて説明しない。何か知らないがこの曲と、最初の曲はまだ紹介していなかったのである。
歌詞はタイトルの Brain Damage というところから狂気のようなイメージが強い内容だが、実際に言いたいのは狂っているのは自分ではなくて自分を取り巻く環境や社会の方だというような話だろうか。世界中が狂っていて自分だけ正気だったら、果たしてそれは正気なんだろうか。そもそも人間というのは他人の模倣によって殆どの行動を決めてしまう。そして他人の意見なのに自分が考えて決めたと錯覚する。自分の思考が他人に支配されているということに気付く人は滅多にいるもんじゃない。
このあたりの数曲は切れ目なく繋がっていて、モチーフとしても意味が繋がっているのだが、この曲は最初エレキのスリーフィンガーに乗せて歌が始まる。コーラスのところで急激に盛り上がるが一瞬で静まるところが何というか微妙な雰囲気。途中の笑い声も不気味。
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です。