もう一曲、The Wall から地味ながらインパクトのある曲を紹介したい。Nobody Home。
もちろん The Wall が発表された当時は今のようなネットは存在しなかったので、若者が依存するものといえば専らTVということになる。今なら一日中ネトゲにはまるような感覚で、一日中テレビを見ている人がいたのだ。今もいるかな。とにかく、TVというのは一方的に情報を出すというメディアなので、ネットに比べると視聴者のどうしようもなさといったら本当にどうしようもない。「飛びたい」という強い欲望があったとしても、実際には観るだけで飛ぶことはできないのである。しかもこの歌では ******** ということになっていて、 さらに始末が悪い。******** があっても行動には繋がらない。
曲はピアノの伴奏による歌から始まり、オケが絡まってだんだん盛り上がってくる。ボーカルのエコーを被せた効果が奥行きを増しているのと、歌詞にマッチした孤独感を醸し出す。ムンクの「叫び」のようなイメージ。
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です。